奈良県橿原市膳夫町477-17
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介護課の取り組み

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kaigoyakuwari

 介護老人保健施設は医療、看護、リハビリ、介護を受けながら、在宅での生活に復帰できるようご本人、ご家族と共に多職種で支援していく施設です。その中で、介護の役割は、病気や障害を抱えながら、『あたりまえの生活』を取り戻していくことです。『あたりまえの生活』とは、私たちが普段から当たり前に行っている、食事、排泄、入浴等があります。病気になり、治療を行い、後遺症としての障害を抱えても、あたりまえの生活が実現できるように介護職としてかかわっていきます。当施設では、病院での非日常的な過ごし方(ベット上での生活)から、生活の場としての日常的な暮らし方を取り戻すために、ベッド上での生活から起きて座位での生活ができるよう取り組みます。座位での食事、トイレでの排泄、座位での入浴、病気や障害を抱えてもあたりまえの生活ができるようになることで、少しずつご利用者の表情が変化し、表情がでてきます。また、そのような介護を通して、ご利用者との信頼関係が構築され、ご利用者の想いを知ることができます。そういった想いに寄り添い、目標を立て、多職種で協働し、目標に向かってリハビリを実施していきます。このようなことを実践していく上で、介護職員の介護技術(トランスファー技術)が必要になってきます。

 

kaigotorikumi

 在宅復帰に向けた取り組みとして、「自立を引き出す介護」を目標に、在宅復帰を支援しています。具体的な取り組み内容としては、在宅復帰に向けて多職種と連携し、リハビリ専門職が行うリハビリテーションとは別に、個別のメニューをたて、フロアでの自主トレーニングや生活リハビリを介護職員が実施しています。また、自立支援の介護技術(移乗介助)を日々行うことで、日常生活動作の向上を目指しています。力任せの介助ではなく、人の生理的な自然な動きを引き出し、自立支援の介護を行う必要があります。当施設では、ご利用者の自然な動作を引き出す介護技術を毎年、全介護職員対象に研修しています。介護する側も、介護される側も負担の少ない介護を実践しています。

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